インバネスコートについてです。
2007/12/09 日記<インバネスコート>
インバネスコート
の格好をしたクマの人形(左側)。えんじ色のインバネスコートを身につけているインバネスコート(Inverness coat)とは、男性用の外套の一種。
単にインバネスと呼ばれることもある。
丈が長いコートに、ケープを合わせたデザインを持つ。
コート部分は袖のあるものと、無いものがある。
ケープの長さは、袖無しの場合は手首程度までの丈の物が多く、袖のある場合は肘〜手首程度の範囲の丈の物が多い。
ケープは取り外しが出来る物と出来ない物があり、袖無しの物は取り外せない場合が多い。
恐らく日本特有の物として、ケープの背中部分がコートの背中部分と一体化している物もある。
スコットランドのインヴァネス地方で生まれたとされているためこう呼ばれている。鹿撃ち帽、パイプ (タバコ)|パイプと合わせた姿は、シャーロック・ホームズのトレードマークとして知られている。
ただし、この姿で居る描写は原作の中ではされておらず、挿絵や映像作品などから二次的に出来上がった姿である。日本では主に男性の和服|和装用コートとして用いられ、「二重回し」「二重マント」「とんび」などとも呼ばれる。
これらの呼称は混乱しており、さまざまな定義が成されているが、歴史的にどれかが正しいと言える物ではない。参考までに比較的よくなされる定義を記すと、「インバネスコート」・・・袖のあるケープ付きの外套「二重回し」「二重マント」・・・袖の無いケープ付きの外套「とんび」・・・袖が無く、ケープの背中部分がコートの背中部分と一体化している外套などが挙げられる。
明治20年ごろに伝わり、大正から昭和初期にかけて流行した。
インバネスコートのデザインは和服の大きな袖が邪魔にならないため、実用性が非常に高かったことが流行の一因と思われる。
和装の衰退により現代ではあまり見られなくなったが、レトロでエレガントな雰囲気を持った和装コートとして依然需要がある。
映画監督の伊丹十三は「着物にインバネスってのは、ライスカレーと福神漬け、と同じように和洋折衷大成功の一例である」と語っている。
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